2006年10月15日

10/14-15 舟ノ川 三ツクラ谷

036s.jpg
色々あって おもろかった。
'06/10/14-15の写真

-----------------前日-----------------

・Mr.Tの仕事が終わる時間に合わせ、俺も仕事しておくことにする。飯を食う時間が無いのでMr.Tに「合流後、一緒に食おか。」とmailするとOKとのこと。
・阪神高速→第二阪奈と通ってMr.Tを拾いに行くハメになる。高速代1300円はMr.Tが払てくれた。
・21時50分頃、Mr.Tの仕事場を発ち、現地に向かう途中、「どこで食おか。俺はドコでもええけど。」と聞くと「王寺の王将に行こう」とのこと。俺は王寺オススメセットなる満腹の定食。Mr.Tは なんとマンゴープリンと杏仁豆腐、スイーツづくし。話を聞くと、「16時頃、遅い昼飯を食ったから、定食を頼む気にはならん。が、スイーツは欲しい。スイーツを喰うため王将に来た」とのこと。食うとる時間、待たしてもうたし、そんなんやったら、コンビニ弁当でも良かったのに とも思うが、まぁこれはこれで えっか。
・待ち合わせ場所に着く前に数度、amibaba様やY本さんの携帯に電話するが全く繋がらない。もしかしたら、行くのヤメたかな?!Mr.Tと二人きりでもええけど。
・猿谷ダム堰堤に着くと既にKJWR車内では宴会が始まっていた。その後、俺の車に移して宴会続行。木曜夜は殆ど寝てへんし もうフラフラでビール350ml1缶あけて とっとと寝たかったが、KJWRさんが異様に元気で ガンガンとばしていた。下ネタ炸裂。皆の盛り上がる昔の芸能ネタにはついていけず、ジェネレーションギャップを感じる。まぁとにかく2時頃には寝た…。

-----------------1日目-----------------

・6時半過ぎに起きる。なぜか皆、ここ猿谷ダムで支度をしてる。
・KJWR車の支度が一段落ついたところで湯の又へ向け出発。
・篠原のあたりで いつも左岸に渡る橋が通行止めになっていて、別の橋から渡った。
・湯の又に着くと別パーティが居た。その人の話だと この土日の三ツクラ組は俺ら含めて3パーティ入ることになる。
・最初は川原歩きが続く。
・Mr.Tは15分おきに草鞋を結び直している。そのため めっさ遅い。この人と一緒に行くことにとすると奥まで詰めるのは無理かもな。草鞋は親指と人指し指の間の割れ目に藁を食い込ませて固定する履物だが、Mr.Tは割れ目のない鮎足袋の下に履こうとしている。「そら、割れ目ないから固定でけへんで。」とゆうが、結び直すたんびに「これでマシなった」「これでマシなった」と連呼。少しもマシになってるようには見えないのだが…。
・3段7m滝は Y本さん、KJWRさんは右岸から巻き始める。俺は左岸に入り、少し登るとピンクテープ&道をみつける。遅いMr.Tを呼ぶ。結局 他の3人も この巻き道から上がってきた。
・アメドマリ滝は 次の3パターンの登り。
 ・俺…直登、一番先
 ・KJWR…小さめ巻き(結構 立ってて大変やったそうな)、5分後(但し、どっかで待ってたとのこと)
 ・Y本、Mr.T、amibaba様…大巻き(道があったそうな)、10分後
・雄滝が見え、ようやく二又に着。
・少しで出てくるCS滝、直登できるか…?!少しバックしたところの左岸に小さい割れ目がある。Y本さんやKJWRさんが「この割れ目は どや」とかゆーたはる。ちょっと取り付いてみた。3mぐらいは まー直上できそうやけど、その先のルートがイメージできない。トラバースするにも嫌らしそうや。また、すぐの場所に適当な立ち木も見つからず、Mr.Tやamibaba様が登るのは無理そうに思える。荷揚げをするにも時間がかかりそう。今日は出発の時間が遅かったし、テン場に着くためには とっとと、巻いたほうが早いと判断し、「右から大きく」旨 伝えて巻きルートを探し始めるが、Y本さんとKJWRさんは その割れ目に ご執着の ご様子。KJWRさんが4歩ぐらい登り、登ってから「ロープ、ロープ」とゆーたはる。左岸側の戻ったところが登り易そうやったなーと見に行こうとすると Y本さんが俺に「ロープ、ロープ」とゆーてくる。「自分のザックに入れてる9mm40mロープを出すのが邪魔臭い、8mm20m紐で済ませれそうやから それで行きたい」ということらしい。が、ややこしそうなルートを行こうとしてはるので「40mロープのほうがええんちゃいます?」と言うが、全く聞く気は無いみたいで「貸して、貸して」と言うので、放って渡した。これで長い紐が手元から無くなってしまったので、今後しばらくの間、短い紐、シュリンゲだけを頼りに遡行をすることになる。これが結構 頭を使う。長い紐を持っていれば、簡単に懸垂で降りれるところも 降りれないので、巻くにしろ、直登にしろ、より緻密な計算が必要になる。大きく巻き過ぎると短い紐では降りられないのだ。
・まず左岸を数十m戻り、斜度が緩くなったところから上がる。バンドが幾つかあるので辿ってみるが切れ落ちてるし、落ちた先にバンドがあり、Y本さんやKJWRさんが這いつくばってるのが見えるが、短い紐しかないので懸垂で降りることは不可。這いつくばってるKJWRさんに「そっから先いけますのん?」と訊くと「行ってみな分からん」とのこと、そりゃそうや。「短い紐しかなくて そこのバンドまで降りられへんから もうちょっと巻くわ」と言うと「りょっかーい」とのこと。
・仕方が無いので、バンドが切れてたら、もう一段あがり、バンドが切れてたら もう一段あがり、…と斜上した後、右岸に大きい枝谷が入ってスグの滝の落ち口に降り立つと、Y本さんとKJWRさんが下の谷底に立ってるのが見えた。どうも「枝谷から巻く」という合図をしてるらしい。一応、こっちの声は届いてたんかな。
・ここから先、斜瀑の連瀑が続くが簡単に登れる。最後の段は水線の右から登った。
・その後、連瀑帯を のんびり水線沿いに進むと、右岸が すんごいクラになっている。見応えあるなー。Y本さんとかKJWRさんとかあのクラの先まで巻いてまうんちゃうか。(後で聞くと この推測はハズレやった)
・このクラの下は谷がグインと右に左に曲がって滝がかかってる。マイナスイオンの多そうな滝や。左のほうからもルンゼっぽいところから水が滴り落ちている。右の滝の水流の左端が階段上になってて、水流れてるけど、簡単に登れそうや。でも、確保なしで行くのはなー…。左岸から巻こうとしそうになるamibaba様とMr.Tを呼び寄せ、Mr.T手持ちの7mm10m紐で確保してもらって水流左端を登ることにする。今日のMr.Tは一杯一杯になっとるんでamibaba様に確保してもらおうと思う。amibaba様に「確保したことあります?」と訊くと「あるけど…」とのこと。その「けど」て??まずは確保の仕方を再確認。でもって、登ってからの段取りを皆で確認。何でも確認が大事ですゎ。でもって直登。スタンスは安定していて、予想より簡単に登れた。滝の途中で横に小さい立ち木があったし、紐は残り2mとのことなので落ち口までは抜けられないので、そこでセルフを取り、ビレイ解除。フィックスして、Mr.Tに登ってもらう。表情は一杯一杯になっとったが、いつもの通りゴボウで さほど苦も無く登ってくる。安定した場所まで登ってもらう。最後はB-52でセカンドビレイしながらamibaba様。問題なく登れた様子。で、この登りの途中で、呼子の音が上のほうから聞こえる。KJWRさん、Y本さんは一体どこに居るのか?あのクラの上に居るのか?姿は見えないが呼子の音だけするので、鳴らし返す。未だ生きてまっせー。で、最後の数mの緩い斜瀑部分、amibaba様と俺はスルスル登ったがMr.Tは「紐出してくれ」とのことなので、amibaba様と二人ボディビレイして登ってもろた。
・その後、幾つかの滝を割合簡単に直登したり巻いたりしていくと、左に大きな枝谷が入っていて、本流は右にガクンと曲がってる。ここでamibaba様が「なんか食べていい?」と訊くので昼食休とする。それにしてもY本さんKJWRさんはドコに居るんやろ。時々、濡れた靴の跡を見たりもするが、先行の別パーティも居ったことやし、誰のモノなのか分からない。が、俺ら、今まで紐出して登ったり、Mr.Tの草鞋結び直し地獄とかで かなり遡行速度は遅いから、やっぱY本さんらは先に居るんちゃうかなぁ。皆とY本さんらの装備のことについて話す。まー、食料もツェルトも お互い持ってるわけやし、泊まりには問題ないやろ。別々に下山したとして、降りてこんかったら嫌やな…。(嫌な記憶が蘇る)
・食い終り、釜を持った二又すぐの滝、左から笹を持ちつつ簡単に巻く。
・で、もう一つ、簡単に巻くと、なんか凄い滝。落ち口付近の岩がエグれた感じになってる。Mr.Tは「ネジ滝や、ネジ滝や」と言うてる。Mr.Tは遡行速度が遅いにも関わらず、荷物は いつも重量級。最近 特に外国の山屋からの流れであるlight&fastの風潮に一石を投じている。その中には1kg以上ある一眼レフ、ビニール袋数十枚のセット、缶詰のスイーツの他、樋上さんの「大峰の沢」が1冊まるまる入ってる。途中ルート変更して隣のイブキぐらに入ったりしたとしても遡行図・記録を見れるというわけ?!?! 以前、「要るとこだけcopyしたら?」と言ったこともあるが、この人は聞く耳を持たない。多分、「そんなん聞いてない」と言うことだろう。手提げ鞄を持ってくるのをヤメてもらえただけでも感謝すべきなのだろうか。まぁとにかく、今回のMr.Tは何か気が向くと、マメに樋上さん本を出して「あぁだ こぉだ」言うてる。で、この目前の”ネジ滝”が樋上さん本では「美瀑15m」として写真も載ってるとのこと。おー、じゃー、樋上さんの遡行図中では完全に位置特定でけたわけだ。テン場までの様子を訊くと なんか何言ってんのか理解できなかったが、なんか川原があるとこまでは そんなにたくさんの滝があるわけではないらしい。
・この上部エグれ滝、どこから巻こうか、大きく左から巻こうか、それともスグの左のルンゼから取りつくか、いや、右から巻くか…。Mr.Tに訊くと「左(ルンゼ)から巻く」とのことなので、たまには先に行ってもらう。足元がズルズルのヌルヌルで結構 嫌らしく、すぐ詰まってしまったので、先を交代して登る。どんどん立ってきて、大変やけど、木を持ちながら何とか登った。amibaba様とMr.Tは登れないところがあったので、紐を垂らそうとするが、紐がーない。7mm10mはMr.Tが持っている。うへー。先頭を変わった時に受けとっとくんやったな。Mr.Tが7mm10mを放って渡そうと、4回トライするが、全く届かない。途中の木に引っかかってもややこしい。手持ちの輪にしてるシュリンゲの輪をたくさん分解し、数珠つなぎにして紐を垂らす。でもって先には最後にハンマーもつけ、なんとかMr.Tのところまで届かす。そして、そこに7mm10mを結んでもらい、引き揚げてフィックス。まずはMr.Tのザックの荷揚げ。その次、Mr.Tが登ってくる。そうこうしてると、また呼子の音がする。急いで鳴らし返す。Y本さんらが近づいてきた。吹きまくる。もうすぐ合流できるかな。途中、俺が登る時に使ったテープシュリンゲの回収をお願いするが、「取られへん」とのこと。以前のMr.Tなら平気で取ってくれてたところやけど、今日は どうも精神的に余裕が無いみたいや。でも、散々言うて、取ってもろた。その後、amibaba様のトライ。足を置く場所の選択が悪いのか、それとも、Mr.Tが登ってくる時に足場を消しさっていったのか、よく分からないが、とにかく足元がズルズル滑って、登れないとのこと。足先で蹴りこんで下さいと言うが、全然してもらえない。もう立ってるのがやっとという感じで、奇声ばかり発している。その内、さっき居た場所よりも もっと落ち始めた。「ロープ登高で登ってきて。この前 練習したの覚えてるやろ?」と言うが、「さっき、あなたにシュリンゲ全部渡したから、ロープ登高できない」とのこと。出発前のメールで確かロープマン買ったって書いてはったから、持ってきてるんちゃうかな とも思うが、慣れないことをするよりプルージックのほうがマシかなとも思い、黙っておいた。
んーーー。じゃー、なんとかしてシュリンゲ渡すかな。Mr.Tに「シュリンゲ全部くれ」というと、「どれが要る?」と訊いてくる。「いや、せやから全部や」というと、なんか離れた場所から放り投げようとしている。もうちょっと降りてきてや。で、もって、またシュリンゲを繋いで渡そうとする。その前にamibaba様のザックの荷揚げをしておく。どんどんY本さんらの声が近づいてきた。Mr.Tに合流しておくよう頼む。amibaba様に「このシュリンゲでロープ登高してー」というと、いまいちな返事が返ってきたので、「ビレイしたほうがいい?」と訊くと「そうして」とのことで、セカンドビレイの段取りに変える。で、ようやくamibaba様、上がってくる。この数mの登りで かれこれ45分ぐらいは経ったんやないやろか。
・ようやく、Y本さんらの姿が見える。少しホっとする。
・このエグれ滝の先にもまだ釜を持った斜瀑があるので それも巻くことにして、プチ薮漕ぎしつつ、トラバースする。少し上に居るY本さんらは登り返しを嫌ってか、再三再四「そこ先いけるんか?」と訊いてくる。「行ってみな分からん」と返すと「いや、そうやけどー」とか言うたはる。
・紐なしでも降りれる小尾根地形が見つかり、ちょうど その斜瀑の落ち口に降り立つ。
・俺は紐なしで降りたが、Mr.Tがビビってるのを見て、Y本さんが「紐使って降り。」と声かけていた。Mr.Tが立ち木があるが、スタンスが悪くて降り難いところに降りそうになってたので、「もっと右に降り、こっち階段みたいになってるから」と言うが、全く聞く耳を持たない。まぁ紐使って降りてることやし、ちょっとぐらいスリップしても大丈夫かな。
・その先は 小さい廊下状で少しいくと開けた後、また釜つきの斜瀑が見える。皆が降りてる間、先に偵察に行っておくことにする。Y本さんは「もうテン場にしよ、テン場にしよ」と言うてる。
・釜つきの斜瀑は まー右から巻けそうやなー、とか思って見てると、amibaba様がヤってきて、「Mr.Tが落ちた。」と言う。「えっ?」「落ちるとこなんかあった?」「歩けるの?」と訊くが、なんかよく分からない返事。「Y本さんがロープ使って…」とか言うたはる。まぁとりあえず、見に戻る。ヌルヌルの川床を歩いて戻ると、KJWRさんが腰に両手をあてて仁王立ちしていて、Y本さんが さっき降りてくる途中の立ち木で8mm20mロープを使って、Mr.Tのビレイをしようとしている。Mr.Tは両足で岩壁に立ってる。移動不能にはなってないみたいでホっとする。小尾根をゴボウ懸垂しながら降りてる時、足滑らせて、身体ふられて、紐はなしてしまって3mほど下の釜に落ちたということらしい。釜が深くて打ち身は無かったようだが、かなり慌てて水も飲んでもうたとのこと。ご愁傷様。
・で、ようやくMr.Tも上がってきて、次の滝。ヌルヌルでいやらしく、一部、紐を使ってトラバースする。そろそろ暗なってきてる。
・次、ゴーロが続く。Y本さんが「もーここでええやん」を連発。でも平らな場所が無いので、「もうちょっと」「もうちょっと」と引き延ばし、なんとか川原に辿り着く。ツェルトを張るスペースはあるし、薪もある。ほんまは もうちょっと水流から離れたところに張りたいけど、天気は安定してそうやしいけるやろ。が、ここでも、Mr.Tは樋上さんの本を取り出し、遡行図を見て「もうちょっと行ったら、もっと広い川原があるで。」とか俺に言うてくる。いや、今の今、もう少し先に進むんやったら、「もう進まんぞー、ここで寝るぞー」と主張しているY本さんを説得せんとアカンでしょ、俺に言うんやのうて。まぁでも、Mr.Tも言い出したら聞かない人で、後々うるさいので、「すぐ行けるかどうか見てきたら?」というと、ザックを置いて駆け出した。えらい元気 残っとんやな。結局、しばらくしても、Mr.Tは帰ってこず、次の川原までは まだ少しあるようやった。
・じきに暗くなり、急いで焚き火をつけ、ツェルトを張ったりなんやかんや。Mr.Tも渋々 ここで寝ることにしたようや。
・小雨が一瞬パラついたが、じきにやみ、ほっとする。
・晩のおかずはKJWRさんやamibaba様が色んなモノを出してくれて、美味くて、満腹になった。シヤワセ。
  • 印象に残っているオカズ

    • カシワささみ にんにく醤油漬(あっさり味)…KJWRさん
    • 生のイカ(重たそう)2匹、フライパンで炙って ちぎって喰う…amibaba様
    • 小女子(こおなご)、"こおんな"と言っていた…Y本さん
    • なんかの魚の缶詰(アテにピッタリ)…KJWRさん
    • あらびきソーセージ(amibaba様が鉄製の串に3本ずつ刺していた)…俺

    ・炊き込みご飯は 焦げるし、一部、芯は残るしで、イマイチやった。
    ・Y本さんは焚き火の前で煙草を吸いながらウツラウツラ。何度も何度も手元の煙草を落としていた。
    ・Y本さん→KJWRさん→amibaba様の順に寝ていき、最後に残ったのはMr.Tと俺。21時半過ぎか22時前までダベって寝た。

    -----------------2日目-----------------

    ・朝も焚き火 続行。
    ・飯盒の 炊き込み ご飯の残りを おじやにして食いたかったが、なんか、水多過ぎて全然ダメ。Mr.Tが「これぐらいでええか?」と聞いてくれた時に邪魔くさがらず ちゃんと確認するんやったな。
    ・遡行は しばらく順調。というか単調な川原歩き、ゴーロ歩き。
    ・2J30m滝の前で少し休憩。しばし討議の後、水流右の木が生えてる小尾根地形のとこから登り、割合 簡単に巻く。Mr.Tは お助け紐要。amibaba様は構わずガンガン登ってった。
    。その後、ゴーロを越していくと、大岸壁が広がり、左から滝が噴出している。2段60m滝か。
    ・2段60m滝の下にamibaba様に立ってもらい、写真を撮り終わると、ドドーンドドーンと落石あり。あやうくamibaba様に当たるとこやった。
    ・どうも、先行者が現在、2段60m滝の上段右岸を登ってるようやった。
    ・しばし見学。
    ・滝横を登るのもいいなー。せやけど、今回のメンバーでは厳しいかなー。とか考えてると、Y本さんが「もう稜線 上がろ。この先は もう大した滝ないやろ。」とゆわはる。え゛ーーーー。そりゃー、あまりにも寂しいんやないの?(でも、この時 中尾の稜線を目指してりゃ、もう3〜4時間は早ょ下山でけたかも。)
    ・あの大滝の上まで出ましょうや。ってことで、上を目指す。
    ・左岸にルンゼがあるので、そこから抜けることにする。
    ・しばらく、難なくルンゼを詰めると、途中で抜け穴がある場所に。
    ・外から登るのは無理で、20m紐を引っ張り、ザックを置いて、穴を突っ張りしつつ越える。穴から顔を出せたが、結構 嫌らしい。安定した場所が無い。
    ・仕方が無いので、エイエイっと安定した場所まで登る。
    ・そこで まず荷揚げ。
    ・紐を投げ下ろして落石を起こすのはヤバいので、8mm20mの先に9mm40mを連結してもらう。(Y本さんによると結局のところは40mを連結しなくても済んだらしい)
    ・荷揚げには かなり苦労した。凹角に引っかかってるところをY本さんに少し登ってもらってから外したりして、ようやく引き揚げることが出来た。
    ・次はMr.Tに空身で外側からゴボウで登ってもらい、そこで自分のザックを荷揚げしてもらう。
    ・抜け穴の中には浮石もあるので抜け穴から上がらず、外側の左端から登ろうと 外側にロープを垂らしたが、「左端 行ってみたけど登られへんかった」とのことで、結局、抜け穴から登ることになる。
    ・Mr.Tに紐の場所を変更してもらうが、「でけへん」「でけへん」を連発し、「なんでや?」「こないしたら?」というが 「でけへん」「でけへん」で大変やった。結局は、やってもらえたが。
    ・次、amibaba様の抜け穴 登り。登る段取りをするのに随分 時間がかかってるようや。せっかく持ってきているロープマンは使い方が分からないとのことで役立たず。(が、ロープマン仕様の適用径は8.5mm〜なので、8mm紐で使わなくて正解やったかもしれない)登ろうとしてる時に、KJWRさんが なぜかコケたか何かで手先を怪我したらしく、amibaba様が なかなか登ってこないので「何してんのー?」と訊くと「怪我の手当て中」とのことやった。「手当ては他の人に任して、自分は登ってくるか、空いてるY本さんが先に登ったほうが時間の効率がええんちゃうん」と一瞬 思ったが、「こうゆう時は あまり急かしたりしないほうがいいかも」と思いなおし、寒さに震えながらも ゆっくり待っておくことにした。上でのフィックスの仕方が、岩角の何点かに引っ掛けて、最終は身体に回して握ってるという簡易なものやったので、登ってきてもろてる途中に身動きがとれず、カッパを着たりできんかったんや。
    ・KJWRさんの手当てが終わったようで、ようやくY本さんのアドバイスを受けながら、amibaba様が登ってくる。久々の ご対面。ちょっと休憩したら、こっから上の偵察に行ってもらうように お願いする。
    ・その後、Mr.TがKJWRさん、amibaba様、Y本さんのザックを途中まで荷揚げし、amibaba様に続き登ってくる。ゴボウでガンガン登ってくる。
    ・最後、Y本さんとKJWRさんがプルージックで登ってきて難場の終了。
    ・上がってきたY本さんから「あっこの立ち木にフィックスしたらよかったんちゃうん」。見ると、俺が紐を持って固定していた位置から4m進んだところの右壁に根元の径15cm程の低い木が壁から張り出していた。全く気づかなんだ。俺も余裕が無かったんやな。もうちょっと探したら良かった。この木にフィックスして、一旦 途中まで俺が降りてからザックの荷揚げなどすれば、ここの通過は半時間ほどで済んだかもしれない。ヤってみないと分からないし、その立ち木の強度も微妙といえば微妙やけど…。まぁ、Mr.Tにはエエ経験になったかも?! 9mm40mの紐はMr.Tの銀マットに荷揚げでのみ役立った。
    ・このMr.Tの銀マットは結構 曲者やった。Mr.TはY本さんから「もうちょっと大きいザック買え。」と言われていた。俺も、谷中泊用に もう一回り大きめのザックを買ったほうがええんちゃうかと言ったことはあったが殆ど耳を貸さなかったMr.T、だが、Y本さんが言えば、買う気になるかも。なんせ、俺が沢遊会に誘っても入る気なんか全く無かった癖に「Y本さんが『Mr.Tは入れへんのか?』って言うてたで」と言った途端「入る、入る、入らして、どないしたらええ?」って速攻 入会したぐらいやから。
    ・その後は苦もなく登る。amibaba様が安定した場所に居るようで「ここは天国やー」とか言うたはる。
    ・最後、苔付の岩を「嫌らしいな」と思いながら、2mほど這い上がると、本流に合流し、そこは まさに癒し渓の趣。陽が射し込み、木の葉が眩しい。あの陰で寒い地獄?!ルンゼから、一転して この光景。amibaba様が言う「天国」は 言い得て妙。このような風景の大きな変化こそが、沢登りという遊びの大きな魅力の一つであるような気がする。
    ・2段60mの落ち口までは どうなってるかな とMr.Tと二人、ザックを置いて見に行くが、その途中にも まだ10mクラスの滝があり、時間がかかりそうなので引き返してきた。
    ・ルンゼから這い上がったところでラーメンを食う。
    ・Y本さんは「こっから もう(中尾の)稜線 目指すか?」と言うてはったが、「もうちょっと遡行して、13時頃 切り上げましょや」と言い、そうすることになる。
    ・癒し渓を進んでいくと、なにか見慣れない色の動くもの発見。これってサンショウウオ?イモリではないし、イモリの3倍くらいでかいし、ヌルヌルしてるし、両生類っぽい。なんざんしょ。
    ・もう少し進むと大きめの二又があり、左又の奥に25mほどの滝がかかるのが見える。もう時間もいいころなので、二又にザックを置き、その滝下まで行ってから、また戻って右又から稜線に詰めあがることにする。
    ・その滝はジグザグに直登できそうな感じに見えるが、今日のメンバーで行くとなると、1時間半はかかりそう。
    ・Mr.Tを待ちつつ、沢を詰め上がる。
    ・途中から沢が立ってきたので右側に逃げるが、どこもかしこも立ってる。
    ・が、紐を出すほどではなく、木の根を持ったりしながら、なんとか登っていく。
    ・途中、獣の踏み跡を見つけ、そっちを登っていく。Y本さんは直登が好きなのか、まっすぐ登っていったので、「稜線で合流しましょう」と分かれる。
    ・Mr.Tの歩みは ますます遅くなり、待ち時間が どんどん長くなる。
    ・対岸の風景が見えてくる。すんごいクラが立ちまくってる。この光景は凄い。いい天気で良かった。
    ・稜線に出るとテープがあり、稜線の方向から判断すると、中尾に出た様子。しばしの休憩。
    ・中尾は やたらめったらとテープが貼られている。ピンクに黄色に赤に白。
    ・Mr.Tの歩きは ますます遅くなる。できればヘッドランプを使わずに下山したいんやけど…。
    ・途中、分かり難いところがあり、一旦 左の尾根を行きそうになったが、また引き返して、右の尾根でテープを探すと見つかった。
    ・もう一つ、尾根を進んでると、尾根が切れ落ちてる感じのところがある。テープが無くなったので、探しつつ、踏み跡があるっぽいところを降りてったが、これは どうも懸垂でもしないと降りられない。道ではないやろと思い、5分ほど登り返して、テープのあった位置まで戻ると、なんと そこに白っぽい太いフィックスが設置されていた。虎ロープのほうが目立ってええな。なんて。で、そのフィックスを持ったりしながら 急傾斜地を降りると、また分かりやすい道に戻った。
    ・Y本さんは「それにしても分かり難い登山道やな。」と言うたはる。「コレ登山道ちゃうんちゃいます。エアリアにも載ってないし。」と言うと、「エアリアにも載ってない登山道でも もっと立派な道あんで。」とのこと。そもそも「登山道」とは何ぞや?「登山道」って誰かが整備を義務づけられてるようなもんなんやろか。俺らは単に「そこを通れば、早く駐車地まで戻れそうやから、そこを歩かしてもろとる」という利用さしてもろとるだけの存在。まぁとにかく、この中尾の道は暗なってしまうと道を外してしまう可能性が結構 高いかも。このフィックスのあるようなところが もうなければええんやけど…。まっすぐ一本の尾根沿いに行けばいい、だけではなく、途中、途中、的確に尾根を選んでいかないといけないし、暗くなるとテープがあるとはいえ それが難しなる。なんとか日没までに湯ノ又に着きたい。
    ・概算ではMr.Tのペースは樋上さんの本の記録の約3倍の時間がかかってる。Y本さんは「(Mr.Tのペースに合わさず)先に行ってしもといたほうが早ょ歩きよるんちゃうん」と言うが、Mr.Tは道を外し易いので、そうすると、結局、また探しに行かないといけなくなり、余計 時間がかかると思い、それはヤメてとお願いした。
    ・だいぶ陽が落ちて、植林エリアに辿りつく。ここからテープは尾根を離れている。かに見えたが、どうも植林の中に入っていくテープと尾根上を行くテープとに分かれてるようや。少し植林の中に入っていってしまったが、尾根のほうが陽が落ちるのが少しでも遅いし、尾根を行ったほうが早いやろとの判断で、トラバって尾根に戻る。やっぱり尾根のほうが歩き易いような、気分的なもんかな。
    ・17時になり、「あーもーヘッドランプ使わないと車までは辿りつかへんかなー」と思い、ザックから出しておく。
    ・八木アンテナが二つ、尾根上に転がっていて、そこから、アンテナ線が尾根上に ずっと張られている。もう使ってないんかな。
    ・Mr.Tを先頭に どんどん降りていくと、左手に沢か道だかが見えてくる。もう少しや!
    ・斜度が緩くなり、俺の車が見えた。なんとかヘッドランプを使わずに済んだ。17時半 湯の又着。お疲れさんどした。湯の又には俺らの車以外にも2台の車が残っていて、着替えてると その人らが地獄谷林道(七面山方面)から降りてきた。
    ・Mr.Tが日裏山谷の川原で「アクアステルスを見つけた」と大喜びでゲット。
    ・着替えを済ませ、KJWR号に別れを告げ先に出発。が、KJWR号、すぐに追いつき、後ろにピタリとつく。
    ・KJWR号は五條のサンクスに寄っていった。
    ・Mr.Tと309沿いの杵屋で晩飯を食う。今回のMr.Tはスイーツづくしではなかった。
    ・Mr.Tを家まで送って、帰宅し、洗い物などをする。もうヘトヘトになり、バタンキューと倒れ込んだが、再度起き上がりクエン酸だけは飲んでから寝た。

    -----------------2日間 通して-----------------

    ・色々あって、楽しい土日になった。
    ・帰宅後、樋上さんの「大峰の沢」を開けてみると、ミツクラは上級者向けとして紹介されていた。俺は勝手に「中級者向け」かと思いこんでいた。それで最初 ミツクラに一緒に行こうと話しあった なかば言い出しっぺの○○○さんは行くのヤメたんやな、と納得。
    ・もし今度いくなら、やはり2段60m滝は水流近くを登ってみたい。が、あのルンゼも あれはあれで なかなか良かったかも。
    posted by Fontaine at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | '06 沢登り
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