2006年10月09日

10/7-9 立合川

28s.jpg
ハードあり、癒しあり、天気よく、気持ちエエ3日間。
  • 動画
  • 主な出来事
    • 前日
      •  大急ぎで仕事場を出たのが20時半過ぎ。帰宅すると母が随分 心配している。テレビの お天気情報で「上北山で379mm降った」と言ってたらしい。いったい、どれぐらいの期間で降ったんやろか。上北山より十津川のほうが雨量が少ない可能性が大きいとは思うが どやろ…。まずは行ってみて、現地の様子を見てみよう。「現地まで行く」こと自体をヤメたり 行く前から行き先を変えたりする程ではないと判断。Y口さんが迎えに来てくれる21時半には なんとか晩飯を食い終わり 出ていくが、チャリの空気が抜けてて入れ直したり、車に積んだり なんやらかんやらで結局 出発したのは21:50頃。夜中1時過ぎ〜1時半の間に立合川左岸のトンネル入口に着き、車内で前夜泊。
    • 1日目
      • 7:21 立合川橋左岸側駐車地から歩き始める→7:38 旧道の橋→7:40 川床→12:16 右岸がドーム状にエグれた凄い滝の下(巻始12:37→巻終14:42)→20:05 1泊目テン場(高度計150m)
      • 3回目の訪問の中で、飛びぬけて水量が多い。激流。
      • 大きな釜を持った落ち込みがあり その奥、左に曲がってる。釜を泳ぎ、落ち込みを越える。曲がった先は淵。淵全体が流れている。両側は高い壁。Y口さんのライジャケを借り、ザックを置いてロープを引いて突っ込むことにする。俺が上陸したら まず俺のザック、次にY口さんをザックごと引っ張る という段取りを打ち合わせる。淵の右岸側と左岸側とを比べると、左岸側のほうが流れが緩いし、なんか浅そうな感じなので左岸壁を辿る。が、凄い勢いで流されそう。岩に手ぇが引っかかるとこを探しながら なんとか進んでいく。途中から深くなるので、淵の真ん中の水が泡立ってるところに足を置くところを探し、真ん中の水中の岩を膝まで浸かりながら辿って 淵の終わりの岩に辿りつく。随分、流れがキツいので、ロープを一旦 離すと次 受け渡すのが大変そう。なので、ロープを放さず、一回でY口さんが来れるように段取り変更したい。水音で声が全く通らないが姿は見えるため、段取りを変えるため、「アンタと俺のザック、一緒に来い」という必死のジェスチャーを繰り返す。当初の打ち合わせと違うというところが伝わったやろか。で、Y口さん、段取りをする。オッケーの手振りがあったのでロープを引っ張る。Y口さんも引っ張られてくる…はずやったが、どうも俺のジェスチャーが伝わってなかったみたい。どないしょうかと迷ったが、やり直すのも邪魔臭いし大変やし(Y口さんの手からロープが離れてるし)、一旦、俺のザックを引き揚げて、それから もっかいロープを流すことにする。水流がきつく、ザックの引き揚げに難渋する。でもなんとか引き揚げた。次はY口さんの回収や。なんとかロープを浮く状態にして流さないといけない。今まで何回かヤったことのある、メットを先につけて浮かす方法を採る。メットは最初、迷うように流れていかなかったが やがて流れだし、Y口さんの手前2〜3mのところまでいった。やっぱり水の流れのキツイほうへとメットは流れていくので、流れの緩い左岸側に持っていくのは無理。Y口さんザックを背負って、ドボンっと飛び込む。一瞬、メット掴んだかのように見えたが、失敗したらしく、Y口さんだけ下流側に消える。姿は見えなくなる。んーーー。40mロープやし、流れの緩なる釜のところまで届くかなーと思い、メットを最大限 流す。しばらく待つが反応が無い。5分ぐらい待って反応が無ければ見にいこうと時計で現在時刻をチェック。5分も待たずに手ごたえが出てくる。よし、引っ張ってみるか。ぐいぐい引っ張っていく。どんどん紐が重くなる。流れのきついとこに居るんかな。それともメットが何かに引っかかってるだけ?!姿が見えないので分からない。でも、この引っ張り具合は人間か何か生き物やろうと思い、どんどん引っ張ると急にスっぽ抜けて すんでのところで後ろにコケそうになる。テンションは抜けた。もっと引っ張っていくとメットが現れる。がY口さんは付いてなかった。んーーー。呼子を吹く。何度か吹く。30秒後ぐらいに呼子の返しがある。あー、なんとか吹ける状態にはあるんやな。あの吹き方なら、多分、「助けてー」ってことではないやろ と勝手に安心。またメットを見えない地点まで流す。しばらく待つがY口さん現れない。「淵を渡るのを諦めて、一人、大巻きすることにしたんやろか」と思い、また呼子を鳴らす。呼子に対する反応はある。遠くなっていってはいないので、まだ そのまま近くに居るみたい。10〜15分 待ってると ようやくY口さんの姿が見えた。その後、左岸からロープなしで辿ろうとしてはったが、無理で、結局、また流れるメットを掴もうとし、今度は成功して、ようやく水揚げに成功する。
      • 流れる淵に悪戦苦闘したY口さん、上陸するが、しばらく震えが止まらず、黄金バットになって1時間保温休憩。
      • 右岸が巨大洞窟状の滝の巻き、虎ロープの上流側末端から2箇所投げ縄して左へ左へ登り、15m懸垂してバンドに降りて、丁度、滝の落ち口あたりに出る。
      • 洞窟上の滝は小さく巻けたが、その上の ごっつい釜を持った4mほどの滝が越えられず、小さくも巻けずに、超大巻き。結局、左岸側の杣道まで上がった。
      • 次のゴルジュ、突っ込みかけるが結局無理で滝の水流左側をハーケン1枚で登ってバンドへ。
      • テン場に辿りつけず、座ったままビバークも考えたが、身体を休めたいのでヘッドランプでトラバース&懸垂。降りたところも未だ川原ではなかった。水底をヘッドランプで照らしながらジャボジャボ遡行。20時過ぎに ようやく狭い川原を見つけテン場とする。
      • 薪が少ないので飯盒炊爨はせず、ガスでアルファ米。寝場所は斜めでズルズルずり落ちていく。ウトウトするが熟睡は出来ず。
    • 2日目
      • 7:34 1泊目のテン場発(高度計140m) → 16:15 2泊目のテン場着(八丁川原下流端 高度計675m)
      • 朝っぱらから泳ぎ満開。流れる淵を必死で泳ぐ。
      • とある淵、到底 足が着く深さではなく、流れきつし。巻くと かなり時間がかかりそう。Y口さんのライジャケを借り、ザックを置いて、ロープを引っ張って泳いでいくことにする。「今度は必ずロープを放さないように」と段取りをしっかり打ち合わせる。途中、岩を回り込む地点、岩を持ちながら上流側に回りこもうとするが、岩に突起がのぉて手が引っかからず、流れで岩からひっぺがえされそうになる。が、開いてる左手片手でガンガン水を掻き、なんとか回り込んで足の立つ場所に着けた。
      • 10:04 俺らが来たのを見て、ごっつい鳥がバタバタと飛んでった。少し青っぽくて白い ごっつい鳥。
      • 流れはあるが昨日のようなホワイトウォーターではなく、なんとか巻かずにゴルジュを抜け、川原に出てホっとする。
      • デカい滝が多い。水量も多く、迫力満点。巻きに苦労するかと思ったが、運が良かったせいか、1日目で苦労し過ぎたせいか、どれもこれも簡単に巻けてしまう。
      • この滝(72.jpg)、14:17巻き始め 14:52巻き終わり。巻き終わりの高度計570m。
      • 15時を過ぎ、今日は早い目にテン場に着きたかってんけど、なかなか着かない。次から次へと現れる大滝に参る。
      • この滝(77.jpg)、15:41巻き始め(高度計605m)。16:03巻き終わり。
      • 16時を過ぎ、ようやく川原に着いたと思ったら水が流れていない。小枝谷の水が出てたところで水を汲み、米を洗い、テン場まで運ぶ。
      • ふかふかのテン場で寝たかったが、石ころだらけ。でも昨日よりはマシか。
      • 焚き火は威勢よく燃える。巨木?の運搬時、雪駄で歩いていたY口さんが足に怪我。Y口さんにとっての2日目の核心部は薪運搬となった。
      • 谷での夜は これが最後、谷は明日で最後…と思うと、胸にこみ上げてくるものがあった。もっと谷に居たいと思った。谷に入る前は「できれば一泊で抜けれたらええな」なんてことも考えていたが、そんな気持ちは跡形もなく吹っとんでいた。
    • 3日目
      • 7:44 2泊目のテン場発(高度計675m) → 11:08 上葛川"民宿うらしま"の下の吊橋着。デポしていたチャリで立合川橋の車までの移動時間25分。車で立合川橋から上葛川まで戻る移動時間20分。
      • 寒くて目が覚める。下も石ころで痛い。寒くて寝袋から出られない。ツェルトのファスナー、微妙に開いてるし。
      • 間もなく水が出てくる。もう少し上流まで行って寝ても良かったかな。
      • 二又に来るたんびに地形図・コンパス・高度計をチェック。どんどん急坂になってきてエラい。
      • 8:45 高度計975m まだ谷筋にチョロチョロと水は流れている。
      • 残り100mほどで稜線かっちゅうところで、獣の踏み跡を辿って小尾根に逃げるが、ズルズルの泥のような斜面で登り難いったら ありゃしない。
      • あと少しで稜線っちゅうところで杣道が横切る。現在地を同定したかったので杣道を上にあがっていくほうを選び、稜線に出る。9:11 高度計1020m。
      • 9:34 "熊谷の頭"の道標により高度計が140m低くズレていることが分かった。
      • 出だしは立派な道やったが途中、何箇所か分かり難いところもある。
      • 最後の最後で道を見失う。が、なんとか復活。
      • 吊橋を渡ると散々 犬に吼えられる。(上葛川)
      • デポしたチャリを探しに行くが見つからない。吊橋より上流側にあると思い込んでいたが、実際には下流側にデポしていた。
      • ラーメンを食い、チャリで車の駐車地へ向かう。
      • 東野トンネルをチャリで走るのは怖い。
      • 車は未だ待ってくれていて、嬉しかった。
      • 12:35 上葛川に戻るとY口さんが消えている。が、少し待つと現れ、ホっとする。
      • 温泉地温泉の泉湯は大人400円、ボディソープ150円に値上がりしている。
      • 天辻峠の西吉野側の食堂で さんま寿司と うどんに舌鼓を打つ。生きてて良かった。この店は19時で閉店らしい。開いてる時間に通ることは少ない。
      • 京奈和道の側道の道を しばらく走ってみたが、あまりお得感は無かった。
      • 下山路(国土地理院発行 1/2.5万地形図 十津川温泉・大沼より改変)
        • 下山路
    • 3日間 通して
      • 1ヶ月ぶりの沢登りで、約1年ぶりの谷中泊沢登り。おまけに初めての2泊。頑張ったジブンを褒めてあげたい?!?!
      • 前日の大雨で増水に悩まされたとはいえ、天気は最高。1日目も一瞬、雨がパラついたが、概ね晴れ。2日目 3日目は これ以上は無理ってぐらいの快晴。天気に恵まれたおかげで上まで抜けれた。今回、1人での遡行は絶対無理やったと思う。天気とY口さんに感謝。おかげで いい3日間が過ごせた。
  • 写真
  • posted by Fontaine at 23:58 | Comment(6) | TrackBack(0) | '06 沢登り
    この記事へのコメント
    増水大変でしたな。Y口はんもご苦労様。黄金バットになってしもうてお疲れ様。
    迫力アル記事、よかったよ〜。
    Posted by 梶谷 at 2006年10月10日 19:50
    三度目の正直! 制覇おめでとう!!
    ゴルジュ大好きの Fontaineさんには、たまらん谷やったでしょう♪
    Posted by tubo at 2006年10月11日 11:27
    >amibaba様
    "制覇"やのぉて、"遊ばしてもろた"みたいな感じっすかねぇ。
    Posted by Fontaine at 2006年10月11日 12:58
    改めて動画を拝見すると、やっぱ、すごいやん!!
    すごい水量と切り立ったゴルジュや。
    よう、二人とも流されんかったこと!!
    水の神さんに感謝かな??
    Posted by tubo at 2006年10月29日 21:59
    >amibaba様
    そっすね。来年にでも行ってきて下さい。オススメ。
    Posted by Fontaine at 2006年10月30日 00:17
    たっちやごへは、2000年五月に山越えで入って以来、奥は最近入渓していませんが、9月の水量はすごいですね。
    岩盤が大きく、沢屋さんにとっても素晴らしい谷だと思います。アマゴは2000年以前に41センチ(BLOGに掲載)が出ましたが、
    最近は釣れてません。2006年四ノ川に入渓も小さいアマゴだけでした。この付近は以前より釣り人が増えたのでしょうか?
    Posted by 翠月 at 2008年02月02日 14:56
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