2006年05月07日

芦廼瀬川笠捨谷 国道より下流側

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雨やったけど水量は問題なし。ゴルジュと癒し渓を味わう。

5/11 メモと遡行図を追加。
  • めんつ
    • 男前はん
  • コースタイム
    • 8:33 R425白谷池郷林道分岐駐車地発
    • 8:42 芦廼瀬川本流着
    • 9:15 笠捨谷出合
    • 11:46 R425の橋の下
    • 11:56 R425に這い上がる
    • 12:10 R425白谷池郷林道分岐駐車地着


  • 行き先が決まるまでの経緯
    •  最近、ハーケンだのボルトだの 打ち込み系に熱心な男前はんと一緒に行こうっちゅう話になる。
       当初、下多古川下部ゴルジュで打ち込みしょうか ゆぅとったけど、泳いで打てるサワノボラーになりましょや ゆぅことで芦廼瀬川笠捨谷の国道より下流側の区間を遡行してみることになった。
       笠捨谷の国道より上流区間は遡行したことあんねんけど、その話を知人にした時、「え?笠捨谷いったん?ゴルジュ凄かったやろ?」と言われ、「え?癒し渓やったけど…。」。その知人は芦廼瀬川本流を遡行してやってんけど、その時に本流から見えた笠捨谷が結構 凄いゴルジュで とてもやないけど登れそうには思えなかったとのこと。え゛〜、そんな美味しいとこあんのぉ?こら惜しいことしたな。てなことで、一度 行ったらなアカンなて思てたとこやねん。国道の下のとこは結構ガレてた思うねんけど、あっこより下は どうなってんのかなぁ…、楽しみ、楽しみ。


  • 前夜
    •  21時に道の駅吉野路大塔で男前はんと待ち合わせ。17時頃 電話したら、男前はん「21時過ぎに着く」っちゅうてた。21時になり、予報どおり、雨が降り出す。ん〜、大丈夫かな〜、急に増水したりしたら嫌やなぁ。左踵が痛いこともあって、「男前はん『雨やしヤメにしょう』て ゆわへんかなぁ、ゆわんやろなぁ、やる気満々やしなぁ…。」などの思いが交錯。
       21時を過ぎても男前はんはやって来ない。道の駅内には男前はんの車は無い。通り過ぎたかな?!そら無いやろ。もしかして「雨やしヤメた」とかかな?! まー、もーちょっと寝て待っとろ。何度も俺の車を見てるし、ナンバーも登山計画書に書いて伝えたぁるし、着いたら起こしてくれるやろ。ってことで後ろのシートでゴロンと寝る。
       22時になった。起こしてくれる人は居ない。ん゛〜…、ちょっと電話入れてみよ。公衆電話に向かおうと、車外に出ると、1台分 空いて、男前はんのものらしき車が止まってる。あれ?! コンコンとすると やっぱり男前はんやった。「俺の車に似てるけど色が違う。」と思ったそうな。え゛〜〜〜…。ま、えっか。
       俺「雨 降ってるけど どないします?」、男前はん「いこいこいこいこいこいこ…」
       現地まで まだだいぶあるし、ここに1台 置いていきまひょか。
       ってことで、寝ぼけまなこの男前はんに荷物を積み替えてもらう。さぁ出発やってところで、「ちょっと待ってー」、なんとか忘れ物は回避でけた様子。
       車中、男前はんの最近の谷遊びについて色々と聞く。主に 人物についての話。ふむふむ、なるほど。男前はんの優しさが伝わってくるような話やった。R425に左折して静かになったと思ったら 男前はんは こっくりこっくりしていた。雨の中グネグネ曲がる坂を登って、石楠花が咲いてる綺麗!と思ったら公園や。今日は もう ここで寝よか。二人で焼酎を少し呑む。男前はんが「遡行図を持ってきた」ちゅうんで、「え゛っ、そんなんあんの?」とビビるが、それは国道より上流のモノでした。どんなんかなぁ。男前はんの下ろしたてのライジャケを見せてもらう。目立つ色で よぉ浮きそうで ええ感じ。熊野灘まで流されても大丈夫ちゃうか。男前はんがiモードで雨雲レーダーをチェック。「明朝 やむよ。で、また夕方から降る。」とかゆーてはる。ほんまーかいなー?!?! 明日は明日の風が吹く。さー寝よか。


  • 当日
    •  夜、一時 雨がやんでたこともあったみたいやけど、明るなった今は…、降ってる。降りまくり。ざーざー降りってほどやない。どうするかなぁ。男前はんはグーグー寝息を立てている。雨やめへんかなぁ…。
       横になってウダウダしとったけどヤミそうにない。男前はんのほうを見てみるとパっと目が合った。とりあえず起きまひょか。男前はんが またimodeでレーダーを見る。「これから雨足 強なりそや。近畿では北部のほうがマシかも。」とのこと。ん゛〜、今から比良でっか、大移動やな。お昼になるやん。まぁ予定通り笠捨 行ってみて、あかなんだら熊野灘まで流されよか。
       カーブの続く道を延々と走り、白谷池郷林道と国道の二又に。あれっ、いつの間に笠捨谷 過ぎたんやろ?! ま、えっか。男前はんが着替えに手間どってる。おろしたてのロングジョンのウェットスーツの長袖の上着やらジャージのズボンやら履いてはったんで、「ウェットの上に そんなん着てても ぬくないでっせ。合羽やったら まだしも、そんなん動き難なるだけでっせ。」と言うが、「いや、今回は どれだけ寒いか分からんから これで行く。」とのこと。「いや、せやから、そんなん着とっても ぬくないし。」というが、「いや、これで行く。」と聞く耳を持たない。ま、えっか。気分的なモンもあるやろしね、そのせいで死ぬゆうことも多分ないやろし、えっか。信念を曲げない男前はんである。

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       男前はんの着替えと準備が よーやく終わり、鍵を閉めて堰堤まじりのガレを下る。前に白谷〜西白谷を遡行した時にも ここを降りてんけど、その時と比べると ガレが少ななって堰堤の露出が増えたように思う。前は もっと堰堤 埋まってて なんも考えんと降りてこれてんけど、今回は堰堤を左岸から巻いた。

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       芦廼瀬川本流に着くが 水量は多くない。っちゅうか少ないぐらいちゃう。まぁ これぐらいやったら大丈夫かな。きつく降ってきたらヤバいかもしれんけど、今ぐらいの雨量ならいけるかも。と、安心した途端 雉打ちに走る俺。

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       本流に浸かりながら川下り。水温は予想より高い。うむ。陽ぃは射しとらんけど泳ぎ日和や。

      狼返しの滝に落ちる男前はん(動画)
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       しばらくパシャパシャ行くと狼返しの滝と思わしき滝に。なかなか立派な釜と滝や。念のため紐を出して男前はんに持っといてもうてドボーン。さほど泳がんでもプーカプーカ。浅いとこに流れ着いた。男前はん、少し渋っていたが、ボトンと落ちるように飛び込んだ。男前はんは予想以上にライジャケが浮くので安心しはったみたい。
       ここから間もなく笠捨谷出合。お゛ーーー、えー感じや。両側がキリっと立った淵の奥に滝が見えとる。おーーー、これやこれや、ここに間違いないやろ。
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       男前はんに「先いきまっか?」と聞いてみるが「やめとくわ。」とのことで、また鵜匠の鵜のように紐つきで淵を泳いでいく。ちょっとー、ちめたいよー。本流より こっちのほうが水温低いやんけ。しゃーないなー。流れは さほどきつくないが、ちょっと泳ぎ難いとこもあるんで突っ張ったりもしながら進む。淵は先のほうで右に膨らんでて浅なってたんで そこに上陸。滝は近くで見ると斜度が緩い。が、ボルトなしで直登できるかどうか…。とりあえず、行き詰ったとしても、この淵を泳いで帰ったらいいんで鵜匠交代で男前はんを泳がせて引っ張る。

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      大漁じゃ、大漁じゃ。
       で、滝を水流の右側を高さ3/4ぐらい登るが、そこからがツルツルで斜度は緩いが ちょっと無理か。ボルトを打つか それとも左岸から這い上がるか。雨はやみそうにないどころか、少し雨足がきつなってきたかも。ボルトなら1本うつのに40分はかかるやろ。石硬そうやしな。…思案のしどころ。
       左岸を登りましょう 巻きましょうに決定。巻くのも厳しそうや。ここは男前はんの本領発揮。トップ行ってくれるそうです。セルフビレイ用にハーケンを打つ。念のため2枚 打つ。でも、これで男前はんが落ちたら…、果たして もつやろか。ちょっと心配ではある。で、男前はん、最初 登ろうとした凹角は「やっぱやめ」とのことで もう一つ向こうの凹角にトラバってトライ。で、トラバって登り始めるとこの割れ目にハーケン打ってはる。音は明らかに効いてない音。しかも奥まで入ってない。一瞬、俺と見つめあった後、タイオフして また登り始めた。効いてないのは覚悟の上っちゅうこっちゃろ。これ、落ちたら だいぶ下いきまっせ。

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       そこから男前はん、慎重に慎重に歩を進める。ビレイしとる俺は、上半身はええねけど、下半身が冷えてきて、泳いどることもあって、ブルブルのガチガチや。下半身のウェットが薄いせいや。しゃーない。男前はんのビレイ解除までは耐えるしかない。30分以上かかったやろか、男前はんからビレイ解除のコールあり。上 見すぎてて首痛なったがな。セルフビレイのハーケンを抜き、トラバって噂のタイオフハーケン。手ぇで一回 引いただけで抜けた。この後、ズルズルの凹角を登る。ランニングを取ってはいるが、これ耐えれるかなって感じの木ぃやがな。よーこんなとこ登りはんなぁ。えげつなぁ。それにしてもズルズルや。慎重に歩を進め、男前はんがビレイをとってる木ぃに辿りつく。こっから先は斜度も緩く 登るには問題ない。が、あの滝の上が どうなっとるかも見たいよね。出来れば 水線沿いに行ってみたいし。ってことで、懸垂で降りる。まっすぐ下に降りてもうたら、また滝の落ち口より下に行ってまうんで、上流側に上流側にと壁に足つっぱったり、なんだかんだしながら落ち口より上の安定した場所に降り立った。(今から思うと 自分でも よーやったな思う)

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       ここは深い釜になっとって、ぐるーっとツルツルの壁がめぐってる。右側からシュワーっと滝が噴出してる。ちょっと、これ、ボルトとか打たんと登れんことない?!大変そうやし、詰まって戻るとしても、今 降りるのに使った懸垂の紐は残しとかんと…。もうちょっとボルト多目にあったらな。ってことで、引き返すことにする。(今から思うと、案外 登れたかも とも思う)「ちょっと無理ー。引き返しますー」と声をかけ、懸垂の紐を男前はんにフィックスしてもらい、1本でロープ登高で登る。少し苦労しつつ登る。男前はんが何か言うてるけど水音で何にも分からん。5分ほどで また男前はんのビレイポイント。で、ここから4mほど男前はんに行ってもろて、一旦 切り、その後 俺がトップで行くが、もうビレイなしでもええやろってことで紐を片付ける。

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      3mほど降りて さっきの滝の落ち口に立ったのが11:26。結構 時間かかったなぁ。笠捨谷出合から まだ滝二つ分しか進んでないで。でも、こっから先、しばらくは穏やかそうや。地形図上では出合いから国道まで標高差100mもなかったしな。もう そんな大したことないやろ。でも、雨は やまない。

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      泳いだり何やらしながら のんびり遡行していく。

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      と、間もなく国道の橋が見えてくる。橋をくぐったところで男前はんと ご相談。俺「今、12時ですわ。これから どないしまひょ?」、男前はん「もうちょっと行こーよ!」、俺「せやけど、雨やめへんし、こっから先は しばらく癒し渓でっせ。」、男前はん「え、平流?じゃ、えっか。」。俺(ほっ。)

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       国道に上がり、ぺたぺた歩いて車に戻る。雨足はキツなってきた。早めやけど国道で上がって良かった。ということにしときまひょ。

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       21世紀の森では石楠花祭開催中でした。

       温泉地温泉で改築の終わった泉湯に浸かり、身体を温めて帰途に着く。
       心配しとった左踵の痛みは芦廼瀬本流に着く頃には忘れとったみたい。
       男前はん、お付き合い、ありがとうごじゃいました。


  • 遡行図

  • 遡行図
    posted by Fontaine at 23:52 | Comment(4) | TrackBack(1) | '06 沢登り
    この記事へのコメント
    早くも泳ぎ系!男前さんもなかなかええ泳ぎっぷりでんな。
    Posted by tkd氏 at 2006年05月08日 19:21
    一緒におる時は、シャキットしとる鎌ちゃんやったけど
    苦労されましたな〜。ご苦労!ご苦労!
    鎌ちゃんのおかげで、オモロイ沢登りを
    堪能させてもらえましたで〜。
    次の沢でも、ボッチャン!パチャパチャ!
    泳ごうね。
    Posted by 男前でんがな at 2006年05月11日 17:02
    スゴイ二人組の遡行やね。何を隠そう、当方が沢遊会に興味持ったの、この会なら芦廼瀬川遡行okと思ったからからです。
    芦廼瀬川もいろんな支流があるんやろうけど、泳げる沢で一番、簡単な沢に夏、リクエストさせてもらおうかな と思ってます。沢って奥が深いよね。
    Posted by ツボ at 2006年05月14日 00:23
    >男前はん
    ありがとうござんした。また よろしゅう。

    >ツボはん
    凄い人は他にナンボでも居てはりまっせぇ。芦廼瀬でも どこでも泳ぎまくって下せー。ワテのオススメは黒蔵です。沢遊会内で泳ぎ好きと言えば…、やっぱtkd氏かな。泳ぐとこは見たことないんですが、上田健さんもワリと濡れ濡れコース好きみたいっすね。
    Posted by Fontaine at 2006年05月14日 23:12
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