2006年04月14日

4月吉日 長野県大町市 蓮華岳大沢下部

めんつ kappaさん、Yさん、OCC02さん、tkd氏 kappaさんレポ
  • 針ノ木岳を目指すことになる経緯
    •  昨年11月下旬にYKさんと針ノ木岳マヤクボ沢を滑り、かなり良かったので、春先にも また来たいなと思っていた。行くなら大町アルペンラインの開通直後に入ってみたかった。
       今年 氷ノ山に行った後、kappaさんが「立山いく」っちゅうんで、「立山も ええけど針ノ木も よろしおまっせ。」と水を向けると、1億5千万回のメールやりとりの後、kappaさん「針ノ木いくわー」っちゅうことで一緒に行くことになった。
       kappaさんの お連れ二人と、俺の知り合いってことでtkd氏も加わり、計5名で針ノ木岳を目指すことになった。
  • 前日
    •  tkd氏の仕事場まで拾いに行くために7:00に家を出る。忘れ物のため二度も家に戻る。交通費節約のため下道で行くつもりやったけど、風邪で体調悪いのと、だるいのと、中環が結構 混んでるのとで吹田IC→生駒まで高速 乗ってまう。「体調 悪いから早ょ着いて ちょっと生駒で寝よか」っちゅう作戦。家を出てから40分で着いた、はっやーー。
       MaxValueで明日の昼飯などを買い、tkd氏に「車で待っとる」と声をかけ、後ろの2列をフルフラットにして寝る。少し冷えてきたんで、銀マットを身体にかけて寝た。tkd氏、なかなか現れない。まーえーわ、どーせ、急かしても早ょならんやろし、寝れるだけ寝とこ。2時間弱 寝たんかな。電話が鳴ったから あぁ出な 思たが、出る頃には切れてた。車の外を見るとtkd氏が歩いて店に向かってった。あり?!あのオッサン何しとんの? それにしても、この頃、tkd氏に限らず かかってくる電話、出る直前に切れるのが多い。もっと、ゆっくり待てんのかいなて思ってまう。スローライフや。筑紫哲也が ゆーとるやろ。
       店内に追いかけていこうと思って、靴を履いてると、またtkd氏の姿が見えて、「おーい」と声をかけると気づいてもらえた。中で寝てたのに全く気づかなかった様子。
       時間のかかる仕事があったため遅れたとのこと。15分遅れや。「晩飯 買いたい。コンビニ寄ってくれ。」とのことで、また、途中のスーパーで買出し。  ヘッドランプを点けてスーパーの寿司を「美味い、美味い」と言いながら頬張るtkd氏を助手席に乗せ、来た道、第二阪奈→近畿道とひた走る。吹田⇔生駒の往復で高速往復2600円+ガソリン代 約850円で計3450円也。
       待ち合わせ場所に着くと間髪を置かずkappaさんら登場。遅刻で迷惑…にはならんかったみたいで良かった。荷物を積み替えて1台で扇沢を目指す。茨木ICが22時半頃。全然 疲れへんっちゅうkappaさんが ずーっと運転し、夜中3時過ぎに大町アルペンラインのとある場所に着く。既に1台 来ていた。奴も明日、登るんやろか?!?!少しダベって車内で寝る。
  • 当日
    •  6:00お目覚め。扇沢駅無料駐車場に移動し準備。OCC02さんはビデオカメラ持参、tkd氏は一眼レフ持参、凄い撮影部隊や。それに引き換え、天候は…、稜線と空の境目が分からないような感じ。曇り。どんより曇りですわ。天気予報どおり昼から雨やろか。

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      扇沢駅前で見かけたスキーヤー。どうも、トロリーバスに乗る?!

       便所に糞しに行く時に山スキーヤーを見たので「今日は どちらへ?針ノ木ですか?」と聞いたが要領を得ない返事。まさか裏工作で立山あがるルートを手配したとか?!?! ついつい疑い深くなる自分を自省し、気をとりなおして出発。
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      扇沢駅からの山景色。まだまだ冬や。

       「ほたら、夏道の入口から入ろけ」…て思たら、1m以上の雪壁やんけ。おぇーーー。ほたら しばらく除雪されてる舗装道いかしてもうたほうが楽ちゃうけ との考えもよぎったが、なんかゆわれそうやから、この壁のりこえていこけ と乗り越えようとしとると、tkd氏が「あっちからいこや」とゲートのほうを指す。
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      ゲートでtkd氏が交渉中。
      tkd氏 行ってみるが、ゲートの警備に呼び止められ、「扇沢駅で聞いてきてくれ」なんてゆわれて、結局 雪壁をのりこえて夏道上に立つ。沢沿いは流れていないが、少し堰堤は見えていて、ちょっと起伏があるんで、しばらく夏道ちかくを辿る。100〜200mたどると あとは左岸沿いが歩きやすいので そこを辿る。扇沢駅でてから、この少しの間で、もーあんなに雲が垂れ下がってきとって、稜線は雲に隠れてしもた。うむーー、回復せんかのー。
       あっ、なんか、四足のデカい生き物が。「熊やー、熊やー!!!」。OCC02さんは「鹿ちゃう?」。若干 緊張が走る。デカい生き物は去っていく。近づいて足跡を見ると、どう見ても熊ではない。
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      デカい四つ足の生き物の足跡。

      鹿か、それとも かもしかか。

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      早くもヘロヘロ?!

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      堰堤巻き中。

       デブリが堰堤を越えてきているとこがある。正面突破か、右岸から巻くか…、相談の結果、右岸から巻いた。デブリがあるが、一つ一つの雪の塊は だいたい直径10cm以下で上を滑ることはできそう。ただ、「ガガガガガっ」っと削岩機を持ってるような滑りになりそうやけど。
       この堰堤巻きの後、右岸斜面から雪玉が落ちてくる。すぁぁぁぁ〜…。嫌な音や。大きいのは直径1mにもなり、当たったら痛そうや。気温が上がってきたせいか?! え、俺の声がデカいから。。ま、まじ?
       その後、大沢出合に近づくと右岸斜面に 樽のような胴体の かもしかが居て、こちらをジ〜〜っと見てる。全然 動かない。が、進むにつれ、首を動かして やはり こちらを見てる。監視カメラのようや。OCC02さんが嫌がらせで近づいていくと、なにか嫌々みたいに動き出した。今まで大峰や大台で見た逃げ足の速い かもしかとはえらい違いや。のそーーーーーっとしとる。

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      かもしか? デカい。っちゅうか、めちゃ肥えとる?

       ポツっ……、ポツッ……の雨が、ポツ…ポツ…となってきた。雲もますます垂れ込めてくる。ここで相談。選択肢、1.このまま予定のコースを雨がきつくなるまで登る。2.大沢を雨がきつくなるまで登る。3.赤沢を雨がきつくなるまで登る。相談の結果、デブりが一番マシっぽく見えた大沢に入ることにした。針ノ木まで上がりたいけど、この天気では上のほう視界ナッシングで、まったくおもんないかもしれんし。
       大沢は左岸よりを登る。登ってるさなか、右岸からも左岸からも雪玉が転げ落ちてきよる。まったくもって気が抜けない。雨脚もキツくなってきそう。結局 標高1870m付近の二又からドロップした。雨に追われた感じや。
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      大沢右岸。黄砂でマーブル模様。

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      大沢を詰めるkappaさん。

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      大沢を詰めるOCC02さん。

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      大沢の二又。

       めぇぇっさ、ひっかかる雪。摩擦係数大?!OCC02さんがビデオ撮ってくれてはったけど、どんな映像になっとるんやろ。途中、ウェイクボードの引き波に見立てて、デブリのプチリップを飛ぼうとしたが、やはりスピードが出ないので うまくいかない。
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      大沢で板に乗るOCC02さん、tkd氏。

       大沢出合で皆が降りてくるのを待ち、そこから、また延々と修行のような何か分からん滑降。行きしは巻いた堰堤は そのまま真中を降りた。ふと 振り向くとtkd氏が見えない。どっかでコケたのか、板が滑らず歩いてたのか、よー分からんけど姿が見えない。数分 待つと現れた。
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      見えなくなってたtkd氏が、見えた!

       OCC02さんと抜きつ抜かれつのデッドヒート?!を繰り返し、駐車場着。トレースの後は滑りやすいから、後の人ほど滑りやすかったはず。やねんけど、皆、駐車場に出てくるとこで苦労してた。
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      駐車場着。
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       駐車場では これから針ノ木行くぜーっちゅう血気盛んな若者ボーダーが居て、OCC02さんが状況を聞かせて食い止めようと?!いや、「あんましおもんないで」と情報提供してはった。が、結局、若者は旅立った。
       駐車場の雪壁をtkd氏はアイスクライミングしている。登ってる最中はヘロヘロでも、車に戻った途端に元気5千万倍となるtkd氏、おそるべし。
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      扇沢駅駐車場無料ルンゼを攻めるアイスクライマー。

       葛温泉の露天風呂でまったりして、阿智PAで飯食って帰った。帰り、茨木ICで降りナあかんかったところを行き過ぎてしもて吹田ICまで行ってもた。
       kappaさんの車に忘れモンしてもた。もっと隅から隅まで確認せなあかんな。えらいすんまへん。
       途中、安いガソリンスタンドでカード作ったりして、18時頃 家に着。
       滑りは楽しまれへんかったけど、なかなかええ一日やったと思う。一緒に遊んでくれはった皆さん、ありがとうございました。
  • コースタイム
    • 7:10 扇沢駅駐車場から歩き始める
    • 8:00 標高1542m地点付近
    • 9:50頃 大沢 標高1870m付近。(大沢の最初の二又)
    • 10:10頃 上記地点からドロップ。
    • 10:30頃 扇沢駅駐車場着
    posted by Fontaine at 10:00 | Comment(5) | TrackBack(1) | '05-'06 山ボード
    この記事へのコメント
    わー〜ーっハハッ は〜〜

    おもろいじゃが。

    けっこう長文きましたな〜。負けへんで〜(勝ち負け関係ないけどね)。

    あ"〜、だめじゃ、気になる。四つ足の生ものの正体はなんなのじゃ〜?
    Posted by えむとら at 2006年04月11日 21:27
    足跡からすると、多分、かもしかや思いますゎ。熊と出くわしたら嫌や思て、鈴チロリン鳴らしながら登ってたから、なんか なに見ても熊に見えたかも。ほんまビビリですわ。
    Posted by Fontaine at 2006年04月12日 14:37
    熊に襲われかけた時には、まじビビリましたよん。
    会津の山で沢筋を歩いていたとき、突然熊さんが「う"ぉー」と
    吠えながら突進してきたんさ。こちらの武器はハンマーのみ。
    とりあえず握りしめて、大声を出して威嚇したら向こうが転進
    して斜面へ消えていきましたとさ。子熊だったけど、怖いもん
    ですわ。去っていくのを見た後、腰抜けてへたりこんだもん。

    かもしかは良く遭遇するけど襲ってはこないなあ。
    ふつうの鹿は吹きだまりでスタックしているところを捕まえた
    ことがあります。
    Posted by えむとら at 2006年04月13日 01:19
    お強いですね。これから狩人と呼ばせていただきます。同行者の中に えむとらさんみたいな人が居てくれたら心強いっすね。
    Posted by Fontaine at 2006年04月13日 09:09
     年金の話でコメント頂き有難うございます。昨日スキーで巻機へ行って来ました。ボードに向く斜面と思います。
    Posted by Monta at 2006年04月16日 10:55
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    扇沢から針ノ木岳
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    Weblog: TKD氏の日記
    Tracked: 2006-04-17 12:59