
メンバー H矢さん・U田さん・E藤さん・俺・出発前日までの経緯
9/16 19時、仕事の残業中にH矢さんから携帯に着信。普段 連絡とってるわけではないので、急に電話とは何事?「連休、四国で沢登りしょーか」とのこと。紀伊半島以外の沢へは殆ど行ったことがないので、遠出したいと思いつつ、今年もドコにも行けてなかったので、速攻「どこでも行きまっせ。」と返事。その後、メールのヤリトリで「アシタニ川に行く」とのこと。一体、何県のどの辺なのか、さっぱり分からんけど「H矢さんが先いってくれるやろし、ついていったらええやろ」と任していると今度は「どんなとこか調べて作戦 練っといて」とメールが来た。はぁ???!どこなんかサッパリ分かっとらんのに、何を調べろっちゅうんや。まー、「アシタニ川」でgoogle検索してみよか、…それらしき情報には当たらない。「アシタニ川の漢字を教えて」とH矢さんにmailするが返事なし。適当に「芦谷」とかで検索するが、四国の芦谷…、沢登り、歴史のページみたいなんは出てきたが、沢登りに関する情報はナシ。新居浜に芦谷川(実はwebが誤字)とかってのがあるらしい。で、国土地理院のサイトで検索するが不明。新居浜市の地形図をwebで見てると、別子銅山に「足谷川」と載っている。これや、これに違いない!そうか、新居浜か、U田さんの家の住所も新居浜市やし、ここに行くやな。地形図でも崖マークだらけでゴルジュっぽいし…、とまぁ、場所は特定できたけど、沢登りの記録はweb上では見つけられず。ふと、「日本登山体系 関西・中国・四国」たらゆう5000円もする本を買ぉてたことを思い出して、久々にページを開けてみると、四国の章に それがあった。「本谷川(足谷川)」で載っている。遡行図ではゴルジュマークに滝がよぉけ描いたぁる。最初から この本みたら良かったな。でも、遡行図と荒い記録が1ページ分ほどあるだけ。少し大変そうな感じもするが、これだけの情報では作戦も糞も無い。H矢さんからは「アブミを買え」とか「泳ぎがどう」とかメールが来るが よぉ分からん。まぁ、ロープ登高なら、武田ちゃん・大瀬戸さんと近所の谷で練習したことあるし、そん時は3人の中では一番早く登れたから何とかなるやろ。でも「万全を期したい」とかメールが来て、なんとなくプレッシャーを感じ、PETZLが出してる、ユマーリング用の足かけるヤツと、クロールに着ける胸の位置に固定しやすいテープみたいなのをロッジ梅田で買ぉてしもた。近所の谷で練習した時は手持ちのスリングでやったけど、こんなんのほうが よりスピーディに登れるかな…とか。
「行ってみな分からん。現場で判断。やばそうなら一人でも引き返す。」のつもりやけど、不安は募る。前夜もあまり寝られない内に出発の朝が明けた。
・9/24
8:00 宝塚 俺宅発
10:45頃 新居浜IC着、U田さんと合流しコンビニ弁当の昼飯を済ませ谷とりつきへ。
12:00 着替えを済ませ仙雲橋から歩行開始。
16:30 遡行打ち切り、左岸から杣道経由で登山道へ。
17:00過ぎ?! 仙雲橋の駐車地着。道の駅マイントピア別子で800円の温泉(カルキの香り満ちくりん)に入り、駐車場横の東屋で泊。
6:45頃 起床。7時にH矢さんから電話が入り、曲がる交差点を間違えたっぽいとのこと。未だ飯食ってへんがな、丁度ええわ。飯くって車に荷を積んで…、なかなか来ない。また電話が入り、渋滞しているとのこと。ゆっくり待っとこ。結局8時にH矢さん到着。俺の車に積み替えて出発。宝塚ICから高速に乗り、久々に会うH矢さんから なんだかんだと話を聞きながら走っていると、あっとゆう間に瀬戸大橋を渡り、なんと、10:45に新居浜ICに着いた。新居浜IC入口のローソンでU田さんと合流。コンビニ弁当で昼飯を済ませ、とりつきへ向かう。
遠登志渓谷はダムの右岸。谷の右岸側に道がついてるが入口に"警察が現場取調べ中で立入禁止"みたいな黄色いテープが張ったぁる。その前に車を止め、着替えて歩き始める。間もなく道の崩壊箇所。ダムのバックウォーターは終わってたので「もう こっから水線に降りまっか」というとH矢さん「まだ道いくで」とのこと。ふーん。少し下から崩壊箇所を渡り、道に戻って少しで立派な遠登志橋。右岸に渡って道を降りて水流に立つ。水は さほど冷たない。
水沿いをトコトコ歩くと、第一関門。U田さんがフリーで簡単に登ってしまう。後続は下から紐を渡して確保してもらいながら登る。U田さん、よーこんなとこ登るなー。凄いなー。
続いて第二関門。俺が紐つきで釜を泳いで2条の滝の左側あたりにとりつこうとする。斜度は緩いが岩がツルツルで足は滑るし、スカイフックが決まるところも無い。アクアステルスの靴底なら こんな岩でも摩擦力で登れるんやろか。あきらめて退散。次にH矢さんが似たようなとこで取り付けないかやってみるがやはりダメ。元気なH矢さんは続いて右側にトライ。あれこれ苦労していたが なんとかとりついた。その後、カムをつこたり、ハーケンかんこんして人工で割れ目の上の立ち木に到達。この間、カム・ハーケン合わせ計13個つこてる。すげーーー。この待ってる間、右岸側を観察してると さほど大巻きせずとも巻けそうではある。H矢さんにビレイしてもらいE藤さんが登る。アブミがかかってるあたりで すんげー苦労していたが、なんとか立ち木に辿り着いた。次は もう一本ロープをフィックスして垂らしてもらって荷揚げ。俺が水流横の取り付きに立って、U田さんからロープで受け取ったザックを上からのロープに付け替えて引き上げてもらった。ザックが終わると今度は俺が そのままフィックスでロープ登高し、立ち木までは登らずに途中から振り子トラバースで落ち口に下りる。最後はU田さん、カム・ハーケンを回収しながら登る。最初のカムが取れ難く、かなり苦労している。一つ一つ落とさないように回収し、U田さんが立ち木に辿り着き、そのまま川と並行して斜上し、岩溝から懸垂して皆、水線に到達。えれー時間がかかったずら。
次の釜を左から へつり気味にたどり、斜瀑を突っ張りで登るとデカイ釜の滝に到達。H矢さんは直登にこだわりがあるようで泳いで水線近くのルートを探している。少しして震えながら水から上がってきた。H矢さんに「そろそろテン場を見つけなあきませんねぇ」と言うと「帰るで。テン場ないし。」とのこと。このデカ釜滝の右岸に平らなスペースがあるんで、「ここどない」と言うと、「こんなとこ 凍えるゎ」とのこと。焚き火宴会楽しみにしとってんけどなぁ、ま、こうゆうのもえっか。
水線沿いに少し引き返して人工で登った滝の上から立ち木のある斜面をワシャワシャ登って踏み跡っぽいところを辿ると やがて明瞭な仕事道となり すぐに登山道に出た。で、とことこ降りて、遠登志渓谷の左岸側の道に出て車に戻った。着替えて スグの道の駅まで移動し、800円でカルキ臭まんちくりんの温泉で ぬくもり、休憩場でビールを呑み、道の駅の東屋で宴会して寝た。宴会では色々おもろい話が聞けて良かった。























・9/25
7:50 仙雲橋から歩行開始。登山道→杣道と伝って、昨日、這い上がった地点にピタリ戻る。
12:30頃 とある巻きの途中でH矢さんが遡行打ち切り宣言。そのまま左岸の登山道に上がる。ザックをデポして東平へ登山道を辿ってみる。
15:20 仙雲橋の駐車地着。橋の左岸側の食堂で うどんを食う。
16:10 関西へ向け出発
20:00 宝塚 俺宅着
皆は東屋で寝てたが、俺は車中で寝ていた。なんかガヤガヤ声がする。じゃかましなー。その内、コンコンコンと車を叩く音がする。はいはい起きまんがな。曇っとって あまり明るくない。インスタントラーメン作って食らう。眠いな。U田さんは沢靴を取りに行くとかで一旦 家に戻る(ついでにコンビニでパン買ってきてもろた)。昨日と同じ場所に車を止め、戻ってきた道の通りに登っていく。登山道から杣道に入り、杣道が切れたあたりで降りていく。昨日、帰る時に石を積んどいた目印は見つからなかったが、降りていく内に踏跡が多数でてきたので、これは昨日の踏跡に間違いないってことで辿っていくと、全く同じとこに降りれた。本日の第一関門は右岸の巻き、俺がビレイでH矢さんが登っていく。大してランニングも取らずにスルスルいってもた。次、E藤さんBASICで登る、さほど苦もなく登れた様子。次に俺、ズルっと滑ってもたけど、クロールをつけたあるんで大丈夫よーん。でも、H矢さん、こんなとこ よぉスルスル登りはるなぁ。少し上がると斜度は緩くなり、そこからはトラバって簡単に落ち口より少し上に出れた。
次、淵、斜瀑の後、第二関門、U田さんとH矢さんが相談してて、よー聞いてなかったけど、なんか作戦が決まったみたいで、俺がビレイしてU田さんが空身でとりついた。「釜に落ちたら引っ張りあげてくれよ」とのこと。とにかく、水の勢いがあって なんか怖いんや。右岸から ぶら下がり気味に へつった後、水流をまたいで左岸に渡り、狭いバンドを伝っていく。この時のU田さんは かっこよかったなー。でも水しぶきで寒い。
U田さんに上で紐を固定してもろて、次は俺や。H矢さんが「最初からユマールしとったら水中に落った時、簡単に戻れんから やばいど」とのこと、俺もそない思たぁったんや、この点だけについて言えばトップのほうが気楽。左岸バンドにとりつくまではロープにカラビナをかけとくだけにする。で、最初の へつり。んーーーー、むずい。バランスが…。U田さんって凄いなー。全く同じように行くのは諦め、一旦、水中に片足つっこんでから、水流左の岩上に乗った、俺にとっては へつるよりらくちーん。で、今度は微妙に滑りそうに見えるが やや思い切って滝の水流本体を向こう岸に渡り、クロールをセットして、その後は簡単にバンドまで上がれた。そこでH矢さんの指示どおりにザックの荷揚げ。昨日より皆 軽いので楽ちんどぇーっす。でもって、も少し上のU田さんの居るところまで上がり、見るとエグいCS滝が またあんで、これ。こんなん どないして行くねんな。次、E藤さんの番。最初の へつり箇所は さほど苦労してなかったが、その次、滝の水流本体を渡るとこで かなり難航している。気持ちは渡りたいんやけど全身の本能が拒否している…そんな感じ。ケツがひけとるんよ。やる気はあるけん、身体がついてこんってやつ。「がんばれー」「案ずるより産むが易しキヨシ」「そこ実は滑らへんねん」、色々おがるが なかなか渡れない。5分、いや10分ぐらい迷ってたか…、ようやく渡れた。で、登ってきた。最後はU田さんがビレイしながらH矢さんも登ってきた。
でもって、このエグいCS滝を どうこなすか…、左岸側の角を登って巻くことに。H矢さん、昨日 披露してくれた得意の人工登攀が また炸裂。俺に「懸垂で降りるかもしらんからボルト打っといて」とのこと。で、H矢さんがU田さんのビレイで登ってる間に、俺とE藤さんでリングボルト打った。なんか岩が柔らこぉて15分ほどで穴掘れてもた。こんなんで荷重かけても大丈夫なんかな。とりあえず体重かけても大丈夫やったけど…。H矢さんが人工でアブミなど使って登って待ってる間、寒いーーー。H矢さんから笛のコールでビレイ解除。次がE藤さん、E藤さん、BASICで登ってる間、寒いーーー、滝の風やらしぶきやらで寒いんや。E藤さん、ずるっと1??2m落ちたで。でも大丈夫。上まで上がれた。で、俺、のぼって、最後U田さん。
H矢さんは立ち木のとこに居た。この辺は そない斜度はきつくないが、安全のためってことで もう1ピッチ、紐付で登る。そっから上流へトラバースしようかー!!!あの滝の上は少しはナルそうやったでー!!と「トラバースしまひょか」ゆーと、H矢さん「え゛っ、帰るで」、俺「え゛??????」。H矢さん「時間もあれやし、もぉええやろ」とのことで、トラバースはせず、ひたすら登山道を目指して直上。途中、なるくなったところで休憩がてら昼食を摂る。そのまま直上を続けると、石垣やらレンガの建造物やらが出てくる。なんか橋やら虎ロープがかかってる。その橋を渡るとき、木ぃ一本折れたがな、こわー。で、間もなく立派な登山道に出る。風通しええわぁ、あぁ涼しい????。ってゆうか いつの間にか快晴やん。谷中では殆ど曇ってたのに…。
その後、ザックをデポして、東平方面へ向かい、川の様子を伺いながら、第三通洞の分岐で川に降りて休憩した後、登山道で車へ向かう。途中の"展望台"は なんとまぁシンプルな作り、っちゅうか、これ、崖崩れの補修工事のコンクリの平らなとこってだけ。車まで戻ると、まー、もーええ時間になってた。少し余裕を見て あそこで切り上げたのは正解やったかも という気もした。すぐ横の食堂で うどんを食うと、おばちゃんが地元情報/観光情報/山情報を色々教えてくれる。俺が「瀬戸大橋の橋代高いゎぁ」と口走ってしもたせいか、ジモティのU田さんが「ここは出すゎ」と うどん代・ビール代を奢ってくれた。気ぃ使わして すんまそーん。
帰りの車中、TVで相撲の優勝決定戦、朝青龍の圧倒的な強さ、そして、その後の涙。もらい泣きしてると、あとの二人はグースカ寝てた。瀬戸大橋からの眺めはサイコー。最後の西宮北IC??宝塚ICは渋滞していた。
































・交通費
高速代 宝塚⇔新居浜 8900円×2=17800円
ガソリン代 7364円
計25164円
※3人で割り勘
・備考
往復580km走行
四国の谷はえげつないのでしょうか??
僕も高い登山体系を見てみます。
5000円したのに本棚でホコリかぶってます。
四国にもこんな谷あったんやー。
今週末、四露死苦!
初めて書き込みます。
すごいゴルジュですね!四国の沢事情って全然
知らないですが、こんなとこが結構あったりするんでしょうか。
明日から宜しくお願いします!!