
メンバー 大熊さん・Y口さん・俺
・ルート(国土地理院発行の1/2.5万地形図 皆地 より改変)

・9/17
19:30 Y口さんが俺の家に着。鎌田車で近畿道に乗り、松原で下に降りて給油、再び、南阪奈に乗り、葛城ICで降りる。県道30号は名柄から数百m北のとこでネズミ捕りをヤってた。先行車が居たり、レーダー探知機が鳴ったりのおかげで捕まらず。五條のサークルKで食料品を買い足しR168を ひたすら南下。十津川村七色集落〜本宮町土河屋で前来た時は工事中やったバイパスが通れるようになってる。すげーマッスグの道で感動。23:30に大熊さんとの待ち合わせ地点である道の駅ほんぐうに着。途中、中秋の名月が空を支配していたが、道の駅につくころには曇ってきていて明日の天気が心配。テント張って寝る。
・9/18
6時前にY口さんが起きるが眠いのでグズグズ。外に出ると川の靄がかかっているが天気は晴れていて いい一日になりそうな予感。大熊さんも来てるとのことで用意してゴー。デポ地である本宮町野竹へ2台で向かう。野竹集落で山から下りてきて一番近い地点は なんか人の家の敷地っぽいので「すんませーん、車置かしてもろてもよろしいでしょうか」と横のオウチの お爺様に断りを入れ、「ええよ、こう向きに置いてな、こう向きに」と有難くお許しが出て、安心して車を停める。ココのオウチ、家全体の作りに似合わず(失礼)真新しいウッドデッキがあり眩しい。川沿いの こんな素敵な場所に住めるのは羨ましいと思う。大熊車を停めおくことにし、着替えを置いて、鎌田車に乗り込んで黒蔵谷出合へ向かう。平集落あたりで道端に人がヘタりこんでた。
「黒蔵谷出合はまだかまだか」と走らせるがなかなか着かない。そのうち、周辺の案内板みたいなんが出てくるが、その現在地を見ると、これ、もう通り過ぎてるのでは?!…不安がよぎる。神戸ナンバーのセダンが止まっていて若旦那風のオッチャンが黒い棒を振り回している。「黒蔵谷って もう過ぎてますかね?」、聞いてみるが、「私も初めてなんで。」と。「沢登りですか?」と聞かれる。沢登りのことを知っている様子。未だ過ぎてないやろうと思うことにして もう200mほど進むと見覚えのある出合いの看板のとこに着く。
車を停めても虻はヤってこない。そろそろ虻の時季も終わりかな。踏跡を辿って大塔川に降り、少し下って黒蔵谷出合。以前 来たことあるから どうしても前の記憶と比べてまう。前に来た時は もう少し水深があり、谷自体も大きかったように思う。前は泊まりの荷物背負てたし、茂木さんの沢登り読本で「結構すごいとこ」ってイメージがあったから二度目の今とは印象もちゃうんやろか。川原歩きで鮎返しの滝、左から巻くが嫌らしいトラバースがあったんで20mロープでビレイ。残置ロープもあり。以前は こんなに苦労せずに木を持って ひょひょいと登れたような…、遠回りして余計苦労したみたい。汗だくになったので頭まで浸かって冷やす。 泳いで歩いて泳いで歩いて…。大熊さん「明るいとこやなー。」、気に入ってもらえたようで嬉しいが以前と比べると淵が全体的に浅なってる様子。どこが底か分からんほど深かった淵は、砂利が底に見えてしまってるし…。 Y口さんは立合川以来、1ヶ月ぶりの沢登り。立合川では泳ぎで足がつり、その後 深みにハマって肋骨を折ってはったのは集中力が切れたせいもあるかも。ということで、今回は途中 日なたなどで休憩しもって行くようにする。休んでると大熊さんが「登山計画書では何時に ここ通過でしたかねー?」とか聞いてきはる。「すんまへーん、ちょっと細かいとこまで覚えてまへんゎぁ。そない急がんでも暗なるまでには降りれる思うんですけど…、行ってみな分かりまへーん。」 途中のルンゼからの滝には虹がかかり まっことキレイ。 以前、皆で飛び込んだ釜に来た。今回「とびこもえーっ!」と誘うが誰も乗ってくれず、一人で飛び込んで「サイコー」とオガる。(微妙に寂しい) この釜から間もなくで出谷の出合に来た。大熊さんが「出谷がデター」と樋上さんから一子相伝で受け継いだオヤジギャグで出谷到達を祝ってくれる。
この先の黒蔵本谷が魅力的で名残を惜しむ大熊さん。出合からすグの滝を いきなしフリーで攀じ始める。「ちょっと待ってー、ロープ引っ張ってってー」とビレイするわけではないが、後続のため40mロープをつけて登ってもらう。 大熊さん、あっと言う間に行ってしまい、フィックスしてもらって登る。この後も 水量は多くはないが滝滝滝…。直登など楽しんでいくとババーンとデカい滝が出てきた。こら、直登は無理やろ。ってことで、休憩を一本いれる。11時半で腹も減ってきとったんで、この滝を見ながら昼飯を食う。出前一丁でーす。泳ぎで冷えた身体にラーメンの出汁が染み渡りまーっす。
食い終わって休憩後、左岸のリッジから取り付き、落ち口付近まで高度を稼いでからトラバース開始、少し嫌らしい5m程の区間はロープを使ってトラバースした。落ち口には簡単に降りれた。
その後も10〜20mの滝が現れる。この滝は左岸の踏跡から簡単に巻いたが大熊さんは最短ルートの開拓に勤しんでいた。やがて谷の両岸が植林となる。水も少なくなり、もう滝場も終わりかと思うが、二又を右又を選んで すぐの浅い淀みを過ぎると また10〜20mクラスの滝がボンボン出てくる。やがてミニ昇竜ノ滝、大熊さんが最近ゲットしたキャメロットなども使わせてもらって直登したりて楽しんで進む。二又で滝が出会う箇所で右又を選ぶと ようやく水が切れ、明瞭な仕事道が横切るので その道でコル方向に目指していくと5〜10分で稜線に出た。
稜線から北東へ50m下ると 林業の方の休憩用なのか、椅子・テーブルがある。ここからモノレールと道が出ている。モノレールは北北東、道は北東向き。地形図に出ている道かいや思て、モノレール沿いは選ばず、道を選ぶ。どんどん進むが道は東向きとなり野竹の車デポ地へ降りる道ではなさげ。見晴らしの良いところでGPSに感度があり、見ると、デポ地へ降りる道から随分東へ来ている。道のT字路で左を選び、トラバースしながら ほんの少し高度を上げると植林に入り、またGPSの感度が無くなる。そろそろ北向きに下りらなってところで なんかどこが道か分かり難いねんけど北方向にピンクテープと黄色の杭が刺さってるところをたどっていくと、やがて道は明瞭になり、階段なども出てくる。…、ピンクの物体発見。まるで林家パー子のようなオバハン二人や。ピンクの服と赤の服を着てはる。山屋さん・沢屋さん・釣師の格好に見慣れた目にはピンク・赤のノースリーブワンピースは かなり目に飛び込んでくる服装。地元の人のようや。きのこ採りにでも来たんかな。鬱蒼とした植林やけど ただの散歩やろか。向こうもビビってる様子やったが話かけると「野竹のほんまの集落は昔は もっと上にあってんけどねぇ、今は下に5〜6軒だけや。昭和30年代頃までは上の山の集落で人が住んどってんけど今は誰も居らん…」というような やや物悲しくなるような お話。山の民?もしかして山窩?とか思ってしもた。山の集落は廃れていく一方なのか…。
四村川にかかる吊橋を渡り、デポ地に着く。着替えてるとY口さんから蛭一匹出現。なんやかんや言うて着替えたりしてると、横の家のオヤっさんが出てきた。元教員で もう定年になったそうな。こんな川沿いのとこで住めたら のんびりできてええんかなー。でも台風とか来たら大変なんかな。
黒蔵谷出合の車を拾いに行くと、平集落の道端に まだあのヘタリこんでるオジジが居た。
渡瀬温泉で一通りの湯に浸かって 上がると18時。帰り道、また昨日と同じ地点で県道30号 名柄の少し北でネズミ捕りをやっていた。一緒に飯を食うため生駒で武田ちゃんを拾て宝塚に着いたのは22時半頃やった。
出谷は予想以上に滝がよぉけあって楽しめた。が、植林に拒否反応を示す輩にはオススメできない。
・写真

・コースタイム
8:27 大塔林道 黒蔵谷出合付近P発
8:33 黒蔵谷出合
8:43 鮎返しの滝下
10:40 出谷出合
14:54 尾根
16:00 野竹集落 車デポ地
・反省?点
稜線の広場に出たあと、磁石をよく見て地形図で稜線から道までの等高線を数えて最短距離を行けば もう30〜40分早く下山できた。おそらくモノレール沿いに歩いて高度を80mほど下げれば殆ど直線で野竹への降り道に出れたやろ。